リーズナブルな価格でコスパが高いとサイクリストに評判のブランド「おたふく手袋」。
1,000円代でインナー類が揃えられるため、夏の暑さ対策や冬の防寒対策も安く行うことができます。
そんなおたふく手袋では、さまざまな商品をラインナップしているのですが「グローブ」については、ロードバイク用として使うことができるでしょうか。
今回は安くてコスパ抜群のおたふく手袋のグローブがロードバイクに適しているのか解説していきます。
1.おたふく手袋のグローブは安く防寒対策ができる
おたふく手袋には、下記のような防寒用のグローブがラインナップされています。
「おたふく手袋 ホットエースプロライト」
見るからに厚手で風を通さないような作りになっており、冬場の防寒対策に役立ちそうですね。
口コミを見てみると「作業用手袋」や「バイク用手袋」として使われているようです。
真冬のバイクでの使用は、防風とはいえ冷気が染みて指が痛かったですが、この値段の製品ではかなりの性能だと思います。雨も大丈夫でしたし。半年使ったら手のひらのあたりが割れてきました。ワンシーズンものと考えたほうが良いと思います。また次の秋に新しいのを購入したいです。
冬用のグローブとして最低限の防寒性能を持っており、価格を見比べてみると十分な機能性があるという評価をされています。
おたふく手袋のグローブはとにかく安い
上記でご紹介したおたふく手袋のグローブは1,000円以内で購入できる非常にリーズナブルな商品です。
SHIMANOの冬用グローブと比較してみても、その価格差は明らかでしょう。
「SHIMANO サイクリンググローブ」:3,932円
サイクルブランドの商品の1/4程度の価格で防寒グローブを購入することができます。
機能性は十分で寒い冬にぴったり
おたふく手袋の防寒グローブは、真冬の寒い時期のサイクリングに耐えるだけの機能性を持っているといえるでしょう。
もちろんサイクルブランドのグローブと比較すると、機能性に劣りますが、価格と性能のバランスを考えれば十分コスパの高い選択肢です。
安く防寒対策がしたい方や冬場の自転車通勤などにもぴったりですね。
2.おたふく手袋のグローブのデメリット
おたふく手袋のグローブは安く防寒対策をするのにぴったりな商品ですが、安いだけにデメリットがあることも確認しておく必要があります。
デメリットをしっかりと把握した上で、適した用途で使うようにしましょう。
パッドがないので手が痛くなりやすい
おたふく手袋のグローブには、手のひらの部分にパッドがありません。
ロードバイク用のグローブには、手のひらとハンドルが接触する部分にパッドがあり、衝撃を吸収することで手の痛みを緩和してくれます。
おたふく手袋のグローブにはパッドがなく、長時間のロングライドだと手が痛くなってしまう可能性が考えられます。
そのため、この商品に関しては走行時間1時間以内のポダリングや自転車通勤、日常的な移動といった用途でしか使えないかもしれません。
通気性がないので走っていると暑くなる
おたふく手袋のグローブは防寒性能に優れているものの、風を通さない設計になっているため通気性が不十分で、走っているうちに暑くなってきます。
「冬場だから暑くなるのは問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、ロードバイクで走っていると全身から汗をかくため、通気性が悪いウェアを使っていると不快な暑さを感じてしまいます。
さらに、かいた汗をしっかりと吸収して、乾燥させないと汗冷えで逆に手が冷たくなってしまう可能性もあるでしょう。
冬用のグローブには、防寒性能と通気性のバランスが重要なので、こういったグローブは長時間のライドに不向きです。
ロードバイク専用設計ではないので操作性が微妙
おたふく手袋のグローブは、防寒対策のために厚手の生地を使っているため、シフトやブレーキの操作性が悪い可能性があります。
ロードバイクの冬用グローブは、防寒のために分厚い生地を使うだけでなく、ハンドルやブレーキの操作性も考えた設計がなされています。
上記の商品はそもそもロードバイク用ではないため、ハンドリングに難が出てしまうかもしれません。
3.ロードバイク用のグローブは専用品を買った方がいい
ここまでおたふく手袋のグローブについて、特徴やデメリットを紹介していきましたが、ロードバイク用のグローブについては、サイクルブランドの商品を選んだ方がいいと言えるでしょう。
やはり防寒性能と通気性のバランス、パッドによる衝撃の緩和、操作性など、ロードバイクに乗るための設計をしているグローブの方が快適なサイクリングが楽しめます。
もちろんおたふく手袋についても、短時間のサイクリングや自転車通勤など、用途を限定すればコスパの高い選択肢として評価できるでしょう。
それでもロングライドなどで長時間走る人は、専用品を選ぶのがおすすめです。
4.おたふく手袋を選ぶならインナーがおすすめ
おたふく手袋のグローブに関しては、価格は安いもののロードバイク向けの設計ではない分、機能性に問題があると考えられます。
しかし、インナー類であればロングライドでも十分に使える商品なので、コスパの高い商品を探している方におすすめです。
冷感素材を使用した夏用のインナーや防寒対策と通気性のバランスが取れた冬用のインナーなど、各種揃っています。
安くインナー類を揃えたい方は、ぜひおたふく手袋の商品を選んでみてください。
おたふく手袋のおすすめのインナーアイテム
5.まとめ
おたふく手袋のグローブについて、ロードバイク用として使えるかを検証してみました。
確かに安い価格で手に入る防寒グローブではあるものの、長時間のライドになるほど専用設計ではないデメリットが目立つ商品でもあるため、ロードバイク用のグローブとしては用途が限定されるでしょう。
自転車通勤や街乗りなどであればコスパの高い冬用グローブになりますが、長時間のライドなら専用品の購入をおすすめします。