ヘルメットってデザインで選んじゃいがちだけど【頭の形に合わない】とすっごく不快!そもそも日本人向けのヘルメットってあるの!?
「海外メーカーのヘルメットを試してみたけどしっくりこなかったな… 日本人向けのヘルメットってないかな?」 ロードバイクはヨーロッパ発祥のスポーツということもあり、海外のメーカーが発売するヘルメットも多数あります。 欧米の方と日本の方では頭の形状も異なるので、海外のヘルメットが日本人に合わないこともありますよね。 今回は、そんな悩みを解決する日本人向けのヘルメットをご紹介します。
日本人に合ったロードバイク用ヘルメットとは?
日本人向けのロードバイク用ヘルメットを紹介する前に、日本人の頭の特徴をおさえておきたいですよね。
日本人を含めたアジア系の方の頭を上から見ると、一般的に横幅が長く、丸みを帯びた形状をしています。
一方で、欧米の方の頭は縦長になっており、楕円形に近い形です。
横幅が大きめに作られたアジアンフィットモデルのヘルメットを選べば、サイズ感の合うヘルメットの可能性が高いですね。
もちろん、日本人でも欧米寄りの頭の方もいらっしゃいますので、まずは自分の頭の形状を把握することが、あなたにあったヘルメット選びで重要だと言えます。
また、日本人はママチャリなどの自転車に乗る時にヘルメットをかぶることが少ないですよね。 おそらく、ヘルメットをかぶった時の見た目を気にされる方が多いからでしょう。 そんな悩みを払拭するためにも、フィット感を重視しつつも、かぶった時の見た目の良さも確認するとなおいいですね。
日本人向けのロードバイク用ヘルメットおすすめ7選
日本人向けのヘルメットを発売している日本のメーカー「OGK Kabuto」から、海外ヘルメットメーカーが作るアジアンフィットモデルまで、厳選した日本人向けのおすすめヘルメットを7つご紹介します。
OGK kabuto 「FLAIR」
OGKの作るヘルメットで最も最軽量なモデルがこの「FLAIR」です。
パーツを構成する素材からこだわり、衝撃吸収性とのバランスをとりつつ軽量化されているのが特徴です。
もちろん、日本人の頭の形に合った高いフィット感を実現する技術・パーツも採用されています。 FLAIRが搭載する「XF-7アジャスター」は上下に3段階の調節が可能で、走行中でも高いホールド力を実現します。
加えて、このヘルメットの特徴である軽量さに重きを置いた「SLW-1アジャスター」も同梱されており、目的に合わせてアジャスターを選べるのも魅力ですね。
強度と重量バランスを考慮し、シェル部分が肉抜きされているのもヘルメットの軽量さに貢献しています。 顎紐までアジャストロックを排除することで、重量のカットが行われているという徹底ぶりです。
通気性については、「NIP ノーマルインナーパッド」というエア導入効果の高いインナーパッドが標準装備されています。 また、汗を素早く蒸散し体表温度を下げる効果のある「クールマックス」素材も使用されており、夏場の走行や長時間の走行でも安心ですね。
インナーパッドは、エアインテークからの虫の侵入を防ぐA.I.(Anti-Insect)ネットに変更することもできます。
虫が多い季節や山道を走行する時でも快適に走行できますね。 ヒルクライム時の前方の視界を広げるために、ヘルメットの前頭部分を切り上げたデザインになっており、使いやすさにも配慮がなされています。 日本人に合ったヘルメットであることは大前提で、高機能なヘルメットを求めるならこのFLAIRがオススメですよ。
OGK Kabuto 「FIGO」
OGKの中でも手頃な価格で購入できる日本人向けのヘルメットが「FIGO」です。
初心者の方でも使いやすく、レースにも使用できるJCF公認モデルでもあります。
FIGOは走行中のヘルメットへの虫の侵入を防ぐ「A.I.ネット」が標準装備されています。
装着時のフィット感に貢献しているのが「クラニウムロック-8」というシステムです。
つまみを回転させるというシンプルな方法でヘルメットのホールド力を高め、走行中のズレを軽減できる扱いやすいサポートシステムです。
エントリーモデルでもしっかりと転倒時の衝撃からライダーを守ってくれます。 初めてロードバイク用ヘルメットを購入される方にも適していますし、練習など普段使いのヘルメットとしてもオススメですよ。
OGK Kabuto 「ZENARD-EX」
OGKのヘルメットの中でも最高の冷感性能を持ち、極上のフィット感が実現されているのが「ZENARD-EX」です。
専用の調整システムである「Boaフィットシステム」は上下に4段階の高さ調整ができ、きめ細やかなフィット感の調整ができます。
「エアチャンネルプレート」というインナーパッドに内蔵されている専用のプレートもあり、高い冷却効果と高いフィッティングを両立しています。
また「ウルトラスウェットパッド」という額から目への汗の侵入を防ぐパッドも同梱されており、汗をかきやすい夏場でも安心して走行できますね。
こちらのヘルメットも虫の侵入を防ぐ「A.I.ネット」と通気性に優れた「NIP ノーマルインナーパッド」を選ぶことができますが、加えて、専用の「Winterインナーパッド」もつけることができます。
風をヘルメット内部に通さないことで防寒性能を高めるパッドで、寒い冬場での走行や早朝の走行でも活躍しますね。
あごひもには「3年消臭」の技術が採用され、においを気にせずに清潔に使うことができます。 日本人に適した高いフィット感と、アグレッシブでかっこいいデザインを両立した贅沢なヘルメットです。
GIRO 「SYNTAX MIPS AF」
ヘルメット以外にもシューズやグローブなど、ロードバイクに乗っているとよく見かけるGIROが発売するヘルメットです。
GIROはアメリカのメーカーですが、日本人に合ったアジアンフィットモデルのヘルメットも発売しています。
この「SYNTAX MIPS AF」は横幅が大きく日本人向けのフィットでありながら、高い安全性があるのが特徴です。
安全性の面で注目したいのが「MIPS」を搭載している点です。
多方向からの衝撃に対しての防護システムの事で、転倒時に起こりやすい斜めからの衝撃から頭を守ってくれます。
シェルの内側にレイヤーを搭載し、衝撃が起きた時にレイヤーがずれて衝撃を緩和する事で、脳へのダメージを減らします。
また、デザインもスタイリッシュで様々な場面で使用できます。
マットカラーで落ち着いた色合いでありながら、カラーバリエーションも豊富なのも嬉しいポイントですね。
抗菌パッドも使用されており、ヘルメットも清潔に保たれます。 転倒時のリスクを減らす事、安全性を重視したい方にオススメです。
LAZER 「Blade AF」
「Blade AF」は、ベルギーのメーカーであるLAZERが発売する、日本人向けのヘルメットです。
従来モデルより縦幅を2.8%減少し、横幅を3.4%増加させる事で、日本人に合わせやすい形状に進化しました。
さらに、頭頂部にあるダイヤルを回すことでフィット感を調整する事ができます。
約1万円と、海外メーカーのヘルメットとしてはお手頃ですが、フィット感も申し分なくコスパに優れた一品です。
BELL「DRAFT AF」
こちらは更にお手頃な価格で入手出来るヘルメットで、モータースポーツ用ヘルメットから始まったBELLが発売しています。
コストパフォーマンスで人気のあった「DRAFT」のアジアンフィットモデルです。
シェル部分は統一感のあるベンチレーションにより、シンプルなデザインに仕上がっています。
ヘルメット後部にある「エルゴフィット」という調整システムを回す事でフィット感を高める事ができます。
KASK 「Mojito」
本拠地がイタリアという事もあり、スタイリッシュなデザインの多いKASKが発売するロードバイク用ヘルメットです。
「Mojito」はアジアンフィットなどの表記はありませんが、日本人の方でもフィット感を感じやすいです。
ヘルメット後部の「Up‘n’Downフィットシステム」という、上下に調整のできるアジャスターがフィット感を高めています。
フィット感と同様に、見た目のスタイリッシュさを追求したい方にもオススメのロードバイク用ヘルメットですよ。
終わりに
今回は日本人向けのおすすめのロードバイク用ヘルメットをご紹介しました。 日本人向けとはいえども、よりよいフィット感を求めるならば試着は必須と言えます。 ご紹介したヘルメットを参考に相棒となるヘルメットを探してみてくださいね。