「ロードバイクのタイヤを交換しようと思うけど、コスパに優れたタイヤってどれかな?」
ロードバイクのタイヤは地面に接する部分ということもあり、交換するだけでも走行性能に大きな変化を与えます。
ですが、「実際にタイヤを試着して走行してみる」というのは難しいので、ロードバイクのタイヤを選ぶ際は迷うことも多いでしょう。
せっかくロードバイクのタイヤを交換するのなら、コスパに優れたいいタイヤを選びたいですよね。
今回はロードバイク用のタイヤを交換するメリットを交えつつ、コスパに優れたおすすめのタイヤをご紹介します。
タイヤを交換するメリットとは?
まずは、ロードバイク用のタイヤを交換するメリットについて確認しておきましょう。
先述したように、タイヤは地面に接する分、グリップ力などの走行性能をコントロールしやすいパーツでもあります。
タイヤを交換することで、転がりの軽さやグリップ力を高めることができます。
それにより、ロードバイクの加速力やコーナリングの安定性を向上させる効果も期待できます。
また、乗り心地に優れたタイヤを選択すれば、ロングライド時などのライダーへの疲労を軽減する効果もあります。
メンテナンスの面でも、パンク耐性のあるタイヤや耐久性に優れたタイヤを選べば、パンク修理代を倹約できたり、メンテナンスの時間を短縮できます。
ロードバイクにおけるタイヤは交換のメリットの多いパーツとも言えますね。
ロードバイクを新車で購入した際についてくるタイヤは、それほどグレードの高いタイヤではないことが多いです。
ですので、「ロードバイクを購入して以来、初めてのタイヤ交換をする」といった方であれば、タイヤを交換したことによる走行性の変化を感じやすいでしょう。
コスパを求めるならクリンチャーのタイヤがオススメ
ロードバイク用のタイヤには大きく「クリンチャー」「チューブラー」「チューブレス」の3種類が存在します。
タイヤ交換が初めての方や、コスパを求めたタイヤ交換をするのであれば「クリンチャー」のタイヤを選ぶのがオススメです。
クリンチャータイヤは最もポピュラーなタイヤで、タイヤの中にチューブを収めたような構造が特徴です。
取り扱うショップも多く、タイヤメーカーからも多くの種類がラインナップされています。
タイヤ取り付け時にはチューブラータイヤのようにセメント等を必要としないため交換しやすいです。
もしパンクしてしまった際も、内部のチューブを交換すればまた使用できるため、最後まで使い切れるという点でもコスパに優れますね。
コスパに優れたロードバイク用タイヤを8選ご紹介
それでは、コスパに優れたロードバイク用タイヤを8つご紹介します。
① Panaracer(パナレーサー) “Closer Plus”
走りの軽さと耐パンク性のバランスが良く、コスパにも優れた「パナレーサー」のタイヤです。
ラインナップ上ではミドルクラスに位置しており、普段のトレーニングや気軽なライドでも活躍する性能を誇ります。
なめらかでシンプルなトレッドパターンとは裏腹に、耐貫通パンク強度を高めたベルトを内包しています。
側面にブルーやイエローの線がデザインされているタイヤもあるので、お持ちのロードバイクのカラーリングを考慮しながら選ぶことができますね。
初めてのタイヤ交換で失敗したくない方、安定したコスパを誇るタイヤがほしい方にオススメです。
② Panaracer(パナレーサー) “Race A Evo3”
こちらも同じく「パナレーサー」のタイヤで、高い次元でバランスのとれたタイヤです。
前後で揃えようとすると約10,000円と、タイヤにしては高額な部類に入ります。
ですが、軽さやグリップ性能、乗り心地の良さとパンク耐性のバランスがとれたオールラウンドな性能を考えると、コスパに優れているタイヤだと言えます。
もちろん普段のトレーニングだけでなく、レースでも活躍する一品です。
中途半端なタイヤ交換よりも、走りの違いを確実に感じるタイヤ交換がしたい方にオススメです。
③ Schwalbe(シュワルベ) “One”
世界的にも有名なドイツのタイヤブランド「シュワルベ」のフラッグシップモデルに当たるタイヤです。
高いレベルの転がりの軽さ、グリップ性能、耐久性を両立するコンパウンドが使用され、シュワルベが堂々とアピールするほどの実力です。
センター部分・ショルダー部分にそれぞれ適したラバーを使用し、ライダーの走りを大きくサポートしてくれます。
トレッド下には、シュワルベの中でもトップクラスの耐パンクレベルを誇る「Vガード」が装備され、荒れた道路や破片の多い道でもパンクを防ぎます。
フラッグシップモデルのクリンチャータイヤがこの価格で購入できることを考えると、とてもコスパに優れたタイヤだと言えるでしょう。
④ Schwalbe(シュワルベ) “Lugano”
ロードバイクを購入した時にデフォルトで装着されていることも多く、コスパに優れたタイヤです。
耐摩耗性に優れており、まだロードバイクに慣れていない方がトレーニングする際にも活躍します。
2本セットで5,000円を切る価格と、気軽に使用できるのも嬉しいポイントですね。
カラーバリエーションもありますので、ロードバイクの見た目にアクセントを加えたい時にも使えます。
「トレーニング用にコスパのいいタイヤがほしい」という方、「集中して練習したいけど安すぎるタイヤは避けたい」と感じる方にオススメです。
⑤ Michelin(ミシュラン) “Lithion2 V2”
タイヤメーカーの名門とも呼べる「ミシュラン」が販売するコスパに優れたタイヤです。
2本セットで約5,000円と、お手頃な価格でミシュランのミドルグレードタイヤを装着できるのは嬉しいポイントですね。
グリップ性能に優れており、濡れた路面の走行やコーナリングでもその性能を発揮します。
加えて、普段履きでも活躍する耐パンク性と転がりの軽さも備えています。
初めてのミシュランタイヤにオススメの一品ですよ。
⑥ Michelin(ミシュラン) “Power Endurance”
「スポーツバイクで最強の堅牢性」を目指したとされるタイヤで、耐久性に重きを置いたコスパに優れたタイヤです。ミシュランが開発した「X-milesコンパウンド」と呼ばれる素材を使用することで、高い耐久性に加えてなめらかな走行性を両立しました。
鋭いデザインが特徴のトレッドパターンがスピーディーなコーナリングをサポートしてくれます。
「TWI」と呼ばれる小さな穴がタイヤにデザインされており、それを確認することでタイヤの交換時期を判断することもできます。
長期的な目線で、コスパに優れたいいタイヤを購入したい方にオススメです。
⑦ Continental(コンチネンタル) “Grand prix 5000”
ロードバイク用のタイヤのオススメで必ずと言っていいほど挙げられるのが、コンチネンタルのグランプリシリーズです。
多くのライダーたちの間で定評のあった、「Grand Prix 4000 S2」の後継に当たるモデルで高い耐久性を誇ります。
加えて、転がり抵抗の軽減と軽量化によりさらなる高みを目指しました。
アイコニックなトレッドパターンが、ロードバイクの格を上げてくれます。
セットで約10,000円と高額ですが、それ以上の価値があると言えるほど完成されたコスパの高いタイヤです。
高速でコーナリングすることの多い方、ロングライドもレースもオールラウンドにこなしたい方にオススメです。
コンチネンタルのタイヤについては以下の記事でも詳しく書いていますのでこちらも参考にしてください!
ロードバイクのタイヤでコンチネンタルってどうなの!?【答え→最強のロードバイクタイヤ!迷ったらコンチネンタルでOK!】⑧ Veloflex(ヴェロフレックス) “Corsa”
イタリアの老舗「ヴェロフレックス」の作るタイヤで、チューブラータイヤの性能をクリンチャータイヤで再現したと言われます。
「Corsa」はイタリア語で「疾走」を意味するだけあって、転がりの軽さとなめらかな乗り心地が特徴です。
職人の息遣いや、長い歴史の中で得た経験を生かしたタイヤ作りが感じられるハンドメイドの一品で、他のクリンチャータイヤとは一線を画します。
レース用でコスパに優れたタイヤが欲しい方、走行性能を格上げしたい方にオススメですよ。
終わりに
今回はコスパに優れたロードバイク用タイヤをご紹介しました。
コスパに優れたタイヤに交換して、より良い走りを追求していってくださいね。