2019年12月9日に全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)がJプロツアーの2020年のレースカレンダー(暫定)を発表しました。
驚いたのはなんと6月7日に「Mt.富士ヒルクライム」が入っているではありませんか!
Mt.富士ヒルクライムといえば「富士ヒル」でおなじみの毎年1万人規模の参加者が一斉に富士山(富士スバルライン)を駆け上るというホビーレーサーのお祭りであり頂点のレースの一つなのです。
この富士ヒルにJプロツアーが参戦することで色々楽しみな点や心配な点が浮かんできてSNS上でもまあまあ話題になっています。
選抜クラスはどうなる?
心配事の一つに選抜クラスはどうなるのかな?というのがあります。
スケジュールの都合で選抜クラスは無くなるでは?といった憶測や選抜クラスが無くならなかったとしてもせっかく盛り上がってきた選抜クラスがプロカテゴリーの前座的な扱いになってしまうのでは?という声が上がってます。
かなり混雑しそう
富士ヒルに何回か出たことがありますが毎年参加者が増えていて会場は大混雑です。周辺の宿もなかなか空いていないので何ヶ月も前から予約をする必要があるくらいです。
そんなお祭り状態の富士ヒルにJプロツアーが加わると参加者やJプロツアーの観戦者が増えて混雑にさらに拍車がかかるのでは?と思っています。
この辺りは結構心配な部分です。
とはいえプロの走る富士ヒルも見てみたい
2019年12月現在、富士ヒルのコースレコードは第15回大会の57分10秒ですがロードバイクのプロ達が走るとどんな記録が出るのか?というのもSNS上で少し話題になっています。
特に富士ヒルのコースプロフィールはヒルクライムといってもかなり勾配が緩いため集団効果によるスピードアップがすごいです。プロや上位のホビーのレベルになるとヒルクライムというよりはロードレースに近いので場合によってはとんでもないタイムが出ると思います。
ただプロやトップを狙うホビーレーサーにとってはあくまでタイムではなく順位が重要ですのでプロだからといって速いタイムが出るとは限りません。レースの展開次第だと思います。
でもプロによる富士ヒルはどのような駆け引きが行われるのか個人的にはとっても見てみたいと思います。
自転車界は盛り上げようと頑張っている
Jプロツアーが富士ヒルに参戦することで全体的に心配な点が多い印象ですがまだまだマイナーな自転車界なので大きな人の集まる大会にプロが出場することで交流を図ったりプロの走りを間近で見てもらったりして自転車人口を増やしていこうという意図もあるのかなと思います。
変化していこうとするとどうしても反対意見も増えるのが当たり前なのでここは一つ頑張って盛り上げていってほしいなと思ってます。
追記:第17回 Mt.富士ヒルクライムの公式ホームページがオープンしました!詳細はこちらから!
第17回 Mt.富士ヒルクライム公式ホームページがオープン。主催者選抜とJプロツアーは同時スタートに!