ロードレースのタイムトライアルでよく見かけるシールド付きヘルメットですが、実はトッププロだけでなく、サイクリングを楽しむ一般ライダーにもおすすめのアイテムです。
しかし、見た目が上級者っぽくて手を出すハードルが高いと感じてしまう人も多いかもしれません。
そこで今回はシールド付きヘルメットについて詳しく解説していきます。
シールド付きヘルメットのメリット・デメリットやおすすめ商品をチェックしていきましょう。
1.シールド付きヘルメットとは?
ロードバイクで走るときには、風や日差し、埃、ゴミなどから目を保護する必要があります。
一般的にはサングラスやアイウェアを装着するサイクリストが多いでしょう。
シールド付きヘルメットは、ヘルメットにシールドが備え付けられており、被ると目の周りを覆うような形になります。
アイウェアを付けなくても目を保護することができますし、ヘルメットとシールドが一体になっているので、空力性能もアップします。
プロのロードレースではタイムトライアルでシールド付きヘルメットを使っている選手を多く見かけるでしょう。
2.シールド付きヘルメットのメリット
シールド付きヘルメットのメリットとしては以下の4点が挙げられます。
- 眼鏡ユーザーでもサングラス機能が使える
- 風や埃、虫に対する防御力が高い
- アイウェアよりも安く手に入る
- 雨が降っても視界を確保できる
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
①眼鏡ユーザーでもサングラス機能が使える
シールド付きヘルメットは、普段眼鏡をかけているサイクリストにおすすめのアイテムです。
眼鏡ユーザーの場合、アイウェアを使おうとすると、レンズが二重になっているものや、度が入ったレンズのサングラスを使う必要があります。
一般的なアイウェアよりも高価になってしまいますし、眼鏡に近いサングラスはロードバイク向けとしては性能に劣ります。
シールド付きヘルメットを使えば、眼鏡をかけた状態でもシールドで目を保護することができます。
眼鏡サイクリストの選択肢として非常におすすめです。
コスパの高い度付きサングラスもあるのでもちろん度付きサングラスという選択肢もあります。度付きサングラスについて以下の記事でも詳しく書いていますのでこちらも参考にしてみてくださいね。
ロードバイク用の度付きサングラスを買うなら眼鏡市場がコスパ高くておすすめ!ロードバイク用の度付きサングラスならJiNSがおすすめ!メガネユーザー必見!②風や埃、虫に対する防御力が高い
シールド付きヘルメットは、目の周りをしっかりと覆ってくれるので、風や埃、虫などに対する防御力が高いです。
ロードバイク向けのアイウェアでも目を覆うような形状をしていますが、隙間から風が入ってくることがあります。
シールドの面積が広く、風や埃が入ってくる隙間も少ないため、より高速域で走るような方におすすめです。
③アイウェアよりも安く手に入る
ロードバイク向けのアイウェアを購入しようと思ったら、少なくとも2〜3万円はかかるでしょう。
シールド付きヘルメットでもグレードにもよりますが、スタンダードなモデルであれば1万円程度で購入が可能です。
目を保護するアイテムを選ぶ上で、よりリーズナブルに商品が購入できるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
④雨が降っても視界を確保できる
アイウェアの場合、雨が降ってくるとレンズに水滴が付いてしまい視界を遮ってしまいます。
シールド付きヘルメットなら水滴が付いても走りながら流れていくので、目の前の視界を確保することができます。
シールドの面積が広く、視野が広く、クリアに確保できるので、どのようなシチュエーションでも安全に走ることが可能です。
3.シールド付きヘルメットのデメリット
シールド付きヘルメットのデメリットとしては以下の4点が挙げられます。
- 初心者だと使いづらい
- キャップが被れない
- 着脱が面倒
- 汗をぬぐいにくい
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
①初心者だと使いづらい
シールド付きヘルメットは見た目がどうしても「上級者っぽく」なってしまいがちです。
ガチで走っている人のような見た目になってしまうため、初心者の方だと使いづらいと感じるかもしれません。
ただ、それでも初心者の方にこそ重要なメリットが盛りだくさんですし、眼鏡ユーザーのサイクリストの選択肢としてもおすすめです。
②キャップが被れない
シールド付きヘルメットは、目の周辺をシールドが大きく覆うような設計になってるため、ツバのあるキャップが被れません。
汗が垂れてくるのを防ぐためにキャップを使っている方もいると思いますが、シールド付きヘルメットを使う場合は、ツバのないものがおすすめです。
③着脱が面倒
シールド付きヘルメットは、一般的にマグネットを使ってシールドとヘルメットが固定されています。
着脱の際は固定部分の確認や位置の調整など、面倒なことも多少あります。
装着する位置が悪いと走りながらシールドがズレてきたり、外れて落下したりする可能性も考えられます。
④汗を拭いにくい
シールドが目の周りを大きく覆っている形状のため、顔の周りにかいた汗を拭うのが難しくなります。
シールド内も蒸れて汗をかきやすくなっているため、夏場など不快感が増してくる可能性があります。
4.シールド付きヘルメットのおすすめ商品
ここからはシールド付きヘルメットのおすすめ商品を紹介していきます。
今回ご紹介するのは以下です。
- OGK KABUTO ARS-3 SHIELD
- OGK KABUTO VITT
- GIRO VANQUISH MIPS AF
- BBB BHE-56F
では、それぞれの商品の特徴を詳しく見ていきましょう。
OGK KABUTO ARS-3 SHIELD(シールドオプション)
OGK KABUTOでラインナップされている「ARS-3 SHIELD」は、1万円以内で対応するOGK KABUTOのヘルメットに装着できるシールドです。
対応しているOGKヘルメット
AERO-R1、AERO-R1CV、AERO-V1、VITT、REZZA-2
オプションとしてシールドを追加できる仕組みになっているので、対応するヘルメットをお持ちの方はこちらを選ぶのがおすすめです。
レンズの色も幅広く、明るさや調光機能などさまざまな種類が揃っています。
OGK KABUTO VITT
OGK KABUTOの「VITT」は、15,000円程度で購入可能なスタンダードモデルのシールド付きヘルメットです。
コンパクトなフォルムと快適さを生み出す空力性能が魅力で、カラーバリエーションも豊富に揃っています。
日本のメーカーで日本人の頭の形に合わせたデザインなので、フィット感を従事する方におすすめです。
GIRO VANQUISH MIPS AF
人気のヘルメットメーカーGIROでラインナップされている「VANQUISH MIPS AF」は、GIRO史上最高の空力性能を備えたトップモデルの商品です。
エアロ高価や通気性、フィット感など、あらゆる面で優れた性能に仕上がっており、採用されたシールドも優れた視界を確保してくれます。
デザイン自体はおしゃれで可愛いので幅広いシーンで走るライダーにもおすすめです。
BBB BHE-56F
BBBの「BHE-56F」は、洗練されたデザインと高い安全性を兼ね備えたシールド付きヘルメットです。
日常的な用途に向けて設計されているので初心者の方にもおすすめですし、優れた耐衝撃性能は落車時でも頭部をしっかりと保護してくれます。
5.まとめ
シールド付きヘルメットについて解説していていきました。
プロや上級者が使うイメージが強いですが、眼鏡ユーザーの方はもちろん初心者の方にもさまざまなメリットが得られるアイテムです。
サイクリング中の目の保護は非常に重要なので、目を守るアイテムとしてシールド付きヘルメットを検討してみてください。