今さらですがWahoo(ワフー)KICKR(キッカー)スマートバイクトレーナー V5(2020年モデル)がワイズロードのセールで安くなっていたので買ってみました。
ということでインプレッションをしてみます。
ちなみに2023年1月現在の最新機種はV6(2022年モデル)です。
V6の新機能は個人的には無くても良かったのでV6よりも安いV5にしました。
仕様
重量 | 22kg |
フライホール重量 | 7.3kg |
展開サイズ | 51 x 71 x 44cm |
収納サイズ | 51 x 71 x 44cm |
パワー精度 | ±1% |
最大再現勾配 | 20% |
最大負荷パワー | 2,200W |
自動負荷 | 自動 |
AXIS ACTION FEET | ◯ |
自動キャリブレーション機能 | ◯ |
有線RJ11ポート | ◯ |
接続規格 | ANT+ FE-C、Bluetooth |
ディスクブレーキ | 対応 |
リアホイールのサイズ | 24″ RD / 24″ MTB / 650c RD / 26″ MTB / 700c RD / 650b MTB / 29″ MTB |
ハブの種類 | 130/135mm QR、12×142、12×148 スルーアクスル |
スプロケ | 11-28T付属 |
ユーザーの最大体重 | 114kg |
電源の必要条件 | 100-240V~1.5A 50-60 Hz |
付属品
- KICKR本体
- ACパワーアダプター
- クイックリリーススキュワー
- ディスクブレーキ キャリパースペーサー
- 1.8mmカセットスペーサー
- 130mmおよび135mmクイックリリース用ドライブ側アダプター
- 130mmおよび135mmクイックリリース用リバーシブルハブスペーサー
- 12×142および12×148スルーアクスル用ドライブ側アダプター
- スルーアクスル用リバーシブルハブスペーサー
- AXISスティッフフィートおよびイージーフィート
互換性
下記の自転車は、相性が悪く使用できないとの事です。
- Canyon Ultimate with rim brakes(ディスクブレーキバージョンは使用可能)
- 2021 Trek Emonda
- 2020-2021 Trek Domane & Madone
- 2021 Giant TCR Disc Models
- 2020 Cervelo S5
- Lauf True Grit
Wahoo KICKR V5の特徴とインプレッション
パワーの精度が高い(±1%)
V4はパワー精度が±2%でしたがV5から±1%の精度に向上されたそうです。手持ちのGarmin Rally RS200(パワーメーター)との比較でもかなりの一致率でとても信頼できます。
Wahoo KICKR(キッカー)V5とGarmin Rally(ラリー)RS200のパワー誤差の比較ちなみに今までパイオニア、キッカーコア、Garmin Rally、Tacx Neo2を試した事がありますがキッカーV5を基準とすると、以下の傾向でした。(個体差はあるかもしれませんが)
- パイオニア、キッカーコアが2〜5%程度パワーが高い
- Garmin Rally RS200は0.5〜1%高い傾向だがほぼ同じ
- Tack Neo2は1〜2%ほど低い
ペダル型パワーメーターでよくキッカーと比較されているのがAssiomaですがAssiomaともあまり誤差が無い報告を見ます。
パワーメーターのパワーに基準はありませんが、スマートトレーナーやパワーメーター郡の中ではハッピーメーターでもなくアンハッピーメーターでもなく丁度良さそうな精度なのかな?と思います。
キッカーコアとTacx Neo2のインプレッションも書いてます
Wahoo KICKR CORE スマートトレーナーのインプレッション Tacx(タックス)NEO2 Smartのインプレッション(Wiggleで激安購入)自動キャリブレーション機能が思った以上に便利
V5から追加された自動キャリブレーション(自動校正)が思ったよりも便利です。以前キッカーコアを使っていた事がありますがキャリブレーションを毎回行うのは手間でした。
自動でキャリブレーションをしているせいか室温や気体温度の変化などによるパワーの極端な上振れや下振れも少ない感じがします。
左右に揺れるAxis feet機能は無いよりは良い
足の部分にAxis feetという左右に少し揺れて実走感を出せる機能がV5から標準搭載されているのですが使ってみた感想としては「無いよりは良い!」といった感じでしょうか。実際に外を走っているほどバイクを左右には振れないですが高いパワーでペダリングしたりスプリントをすると少し揺れた感じになります。
Tacx Neo2も少し左右に揺れるような作りですが似たような感じかな?と思います。
静音性はかなり良い
フラッグシップモデルだけあって静音性はかなり良いと思います。静音性が売りのTacx Neo2と比べても勝っているのでは?と思ってしまいます。
電源の変換プラグが別途必要
同梱されている電源ケーブルが一般的な2ピンのものではなく3ピンになっていて2ピンに変換するアダプターを別途購入する必要があります。
V4(2018年モデル)とV6(2022年モデル)との差
前のモデル(V4)と最新のモデル(V6)の機能に違いがある部分だけ表にしてみました。
現時点(2023年1月)ではV5をまだ売っているお店や中古でも手に入れやすいためV6を買うかV5にするか?を悩むと思いますので参考にしてください。
機能 | V4(2018) | V5(2020) | V6(2022) |
---|---|---|---|
パワー精度 | ±2% | ±1% | ±1% |
自動キャリブレーション | × | ◯ | ◯ |
Axis feet | × | ◯ | ◯ |
有線RJ11ポート | × | ◯ | ◯ |
Wi-Fi接続 | × | × | ◯ |
ERG EASY RAMP | × | × | ◯ |
V6の新機能について
Wi-Fi接続は従来のANT+やBluetooth接続よりも通信が65%も早いとの事ですが自分の場合はZwiftで使っている限りANT+やBluetooth接続で不満がないため必要性は感じませんでした。
ERG EASY RAMPはERGモードにおいて急激なパワーの変動を抑えて緩やかにパワー変動する機能らしいです。こちらも通常のERGモードで不満がないため必要性は感じていません。
まとめ
いや〜でもさすがキッカー史上最高の出来と言われるだけあってとても満足です。あとは長期間使用してみてのトラブルやそれに対する対応などがあれば追記するか別の記事にしてみようと思います。