ロードバイクタイヤメーカーの「ミシュラン」を解説!特徴や商品ラインナップを紹介! | アフログ

ロードバイクタイヤメーカーの「ミシュラン」を解説!特徴や商品ラインナップを紹介!

1800年代に創業して長い歴史と実績を積み重ねてきたタイヤメーカー「ミシュラン」。

「高級なロードバイクタイヤ」「レース向けの本格タイヤ」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

長年に渡って幅広く支持されてきたタイヤメーカーでもありますが、歴史に裏打ちされた確かな技術力についても注目に値します。

そこで今回はロードバイクタイヤメーカーの「ミシュラン」について、特徴や商品ラインナップについて紹介します。

ミシュランってどんなタイヤメーカーなの?

自転車用タイヤを製造するメーカーとして「ミシュラン」の知名度は高いですし、少なくとも名前は知っているという方がほとんどだと思います。

有名タイヤメーカーの1つでもあり、何となく「スペックの高いタイヤ」「走行性能に優れたタイヤ」というイメージを持っている人も多いでしょう。

そこでまず最初にミシュランというタイヤメーカーがどのような会社なのかを詳しく理解していきましょう。

世界で初めてクリンチャータイヤを製造

ミシュランは1832年に創業し、当初は農機具やゴム製品の製造販売をしていたのですが、1891年に自転車タイヤを開発したのがタイヤメーカーとしての第一歩でした。

次第にミシュランのタイヤは自転車レースでも使用されるようになり、さまざまな好成績を残したことで高い評価を受けました。

中でも、世界で初めてクリンチャータイヤを製造したことで、自転車用タイヤとしてそれまで主流だったチューブラーを塗り替えたというのは自転車の歴史の中でも大きな出来事と言えるでしょう。

高級クリンチャータイヤとしてのイメージが定着

レース用タイヤとしての地位を確立したミシュランはその後も世界的なレースで輝かしい成績を収めます。

アマチュアライダーの間でも確固たる人気を得ていきながら、長年に渡って高級クリンチャータイヤとして幅広く支持されるメーカーとして今もなお歩んでいます。

ミシュランのタイヤの主なラインナップ

ミシュランの主な現行のラインナップを紹介していきます。

主なラインナップは以下の通りです。

  1. パワーカップ
  2. パワーロード
  3. パワータイムトライアル
  4. リチオン3
  5. ミシュラン ダイナミックスポーツ/クラシック

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

①POWER CUP(パワーカップ)

サイズ700×23C
700×25C
700×28C
重量205g〜245g
カラーブラック、クラシック
TPI3×120
公式価格ブラック:8,690円(税込)
クラシック:9,240円(税込)

パワーカップは、ミシュランの最新フラッグシップモデルでバイクのポテンシャルを最大限引き出すことを目的に設計されました。

転がり性能をより高めるテクノロジーに加えて、側部の耐久性を高めながら更なるグリップ力を手に入れました。

軽量性や走行性能、グリップ性能、耐久性など、タイヤに求められるさまざまな性能をトップレベルで実現しています。

②POWER ROAD(パワーロード)

サイズ700×25C
700×28C
700×32C
重量275g〜350g
カラーブラック
TPI4×120
公式価格9,680円(税込)

パワーロードは、ロードバイク向けのスタンダードタイヤとしてラインナップされており、快適な乗り心地と軽やかな転がり性能を実現しています。

軽さと耐久性を実現しているのでロングライドにも向いているなど、オールラウンドに使えるのも魅力です。

ただし、同スペック・価格帯でパワーカップがラインナップされているので、基本的にはそちらの方がおすすめです。

③POWER TIME TRIAL(パワータイムトライアル)

サイズ700×23C
700×25C
重量180g〜190g
カラーブラック
TPI3×180
公式価格11,330円(税込)

パワータイムトライアルは、タイムトライアルやトライアスロン向けに開発された軽量性特化型のタイヤです。かなり軽量のタイヤのためヒルクライムのレースでも使っている方が多い印象です。

抜群の軽量性に加えて、3×180という繊細なTPIケーシングによって優れた走行性能を実現します。

④LITHION 3(リチオン3)

サイズ700×23C
700×25C
重量225g〜255g
カラーブラック・レッド
TPI3×60
公式価格5,060円(税込)

リチオン3は、手の届きやすい価格で購入できてオールラウンドに使えるのが魅力のスタンダードタイヤです。

優れたグリップ性能と耐久性に優れているため、トレーニングでガンガン使う方にはもちろん、初めてロードバイクに乗るような方にも向いています。

⑤DYNAMIC Sport / CLASSICダイナミックスポーツ/クラシック

サイズ700×23C
700×25C
700×28C
重量280g~330g
カラーブラック、ブルー、ホワイト、レッド
TPI30
公式価格2,640円(税込)~3,850円(税込)

ダイナミックスポーツ/クラシックは、耐久性に優れて長寿命な日常的な利用に向いたタイヤシリーズです。

走行性能よりもパンクなどのトラブルを避けたい人向けで、通勤や通学などの毎日の移動で使う自転車に向いています。

ミシュランのタイヤの選び方は?

ミシュランタイヤの選び方について解説していきます。

主なポイントは以下の4つです。

  • レースやロングライドなど幅広い用途で使用するなら「パワーカップ」
  • ヒルクライムレースやタイムトライアルレースなら「タイムトライアル」
  • 通勤・通学など日常的な移動で使うなら「ダイナミックスポーツ/クラシック」
  • 初めてのロードバイクなら「リチオン3」

では、それぞれを詳しくみていきましょう。

レースやロングライドなど幅広い用途で使用するなら「パワーカップ」

ロングライドやレースを楽しむ方など、ロードバイクに幅広い用途で乗る方におすすめなのが「パワーカップ」です。

フラッグシップとして極めて高い性能を持ちながら、購入しやすい価格に収まっているのが魅力です。

タイヤはフラッグシップモデルでも高価格になりにくいパーツなので、カスタマイズで手早くパーツの性能を上げたい時にも向いています。

ヒルクライムレースやタイムトライアルレースなら「タイムトライアル」

ヒルクライムレースやタイムトライアルレースで使うなら「タイムトライアル」です。非常に軽量で転がり抵抗も低いタイヤなのでコンマ1秒を狙うようなレース向けのタイヤです。

通勤・通学など日常的な移動で使うなら「ダイナミックスポーツ/クラシック」

毎日の移動で利用する場合は走行性能よりもパンクによる足止めを避けたいので、耐久性の高い「ダイナミックスポーツ/クラシック」がおすすめです。

走行性能についても犠牲にしすぎないスペックもありますし、パンクに強い耐久性があるのでストレスなく毎日の移動ができるでしょう。

初めてのロードバイクなら「リチオン3」

初めてロードバイクに乗る方であれば、走行性能と耐久性のバランスが良く、価格も抑えめの「リチオン3」がおすすめです。

高いグリップ性能による安全性も魅力ですし、さまざまな目的でオールラウンドに使えるのが魅力です。

まとめ

タイヤメーカーのミシュランについて紹介していきました。

ハイエンドタイヤとして高い人気を誇るメーカーなので、タイヤのカスタマイズを考えている方は一度試してみるといいでしょう。

今回の記事を参考にして、ミシュランのタイヤを選んでみてください。

こちらもチェック!タイヤのおすすめ記事

ロードバイクのタイヤサイズの見方と選び方【なるほど♪スッキリ!】ロードバイクタイヤの空気圧の見方【詳しく解説】ロードバイクのタイヤの交換時期はいつ?⑤つの目安と自分でできるカンタン点検&整備コスパに優れたロードバイク用タイヤおすすめ8選!【図解】ロードバイクのタイヤ(ホイール)の外し方!と取り付け方!ロードバイクタイヤの交換方法を解説!タイヤの寿命を伸ばす方法や選び方も紹介!ロードバイクのタイヤって寿命あるの!?そりゃあるよね?で、寿命はどれくらい?【ロードバイク】タイヤの空気圧の適正ってどれくらい?【詳しく解説】ロードバイクタイヤメーカーの「ミシュラン」を解説!特徴や商品ラインナップを紹介!ロードバイクの空気入れの頻度は?空気入れのタイミングと適正な空気圧を解説!ロードバイクのタイヤの空気圧は「MyMavic」アプリがおすすめ!【使い方も解説】ロードバイクのタイヤでパンクしにくいタイヤは?絶対にパンクしたくない人が使うべきおすすめのタイヤ!ロードバイクのタイヤの太さってどれがいいの?今のトレンドは◯いタイヤ!ロードバイクの安いタイヤおすすめ4選!【そもそも安いタイヤってどうなの!?】ロードバイクのタイヤの種類を解説!クリンチャー、チューブラー、チューブレスの違いって何?ロードバイクのタイヤでコンチネンタルってどうなの!?【答え→最強のロードバイクタイヤ!迷ったらコンチネンタルでOK!】【決定版】ロードバイク用タイヤのおすすめ18選を用途別に紹介!タイヤの種類や選び方も解説!ロードバイクのタイヤは25Cがおすすめって言われてるのはなんで?3つの理由ロードバイクタイヤの値段はどれぐらい?価格帯別の性能をチェックしてみよう!転がり抵抗が超低いタイヤVELOFLEX RECORDの25Cが新登場