ロードバイクで通勤すればトレーニングにもなって一石二鳥じゃないのかな!?
それはイエスでもありノーでもあるよ!
その理由を説明しますね!
初心者なら通勤でも充分なトレーニングになる
ロードバイクを始めたばかりの初心者はまずは「ロードバイクにとにかく乗ること」が上達の近道です。体力はもちろん走り方やペダリング、ギアチェンジなど色々なテクニックがロードバイクに乗っているだけで身につくからです。
数km程度のあまり短い距離だとトレーニング効果としては薄くなると思いますがそれでも「ほぼ毎日ちょっとでもロードバイクに乗る」という事が初心者のうちはとても重要なのです。
適当に通勤するだけではすぐにトレーニング効果は低くなる
最初の1年~2年くらいは走っているだでトレーニングになるのですが、だんだんと体力が付いてきて乗り慣れてくると「単に通勤コースを走るだけ」ではトレーニングの効果としては低くなります。
健康維持の目的なら問題ないですが「トレーニング」となるともう少し意識した通勤の方法が必要になります。
中級者以上は通勤のコースや距離を工夫する
中級者以上になってくると通勤のコースを家から会社までの最短距離にせず、トレーニングを基準にして通勤コースを考える必要があります。
住んでいる地域にもよりますが遠回りしてなるべく信号や車通りの少ない道を探してコースを作りましょう。
距離も数kmではなく20kmや30kmぐらいに伸ばしましょう。
理想は通勤コースに山道を含ませることです。
山道なら適度な登りのコースになると思うので強度を上げやすいです。
信号も少ないのでストップ・アンド・ゴーが少なく追い込みやすいでしょう。
通勤コースの中でトレーニングメニューを行う箇所を作る。
車や信号が少ないコースを作ることができたら通勤コースの中でトレーニングのメニューをこなしましょう。
たとえば全力で15分ほどかかる峠がコース上にあるとしたらそこを「2本走る」というメニューにしてそれ以外の部分は安全に気をつけて普通に走る。
というやり方です。
このやり方なら通勤とトレーニングの兼用ができるのと、通勤コースすべてを頑張る必要がないのでトレーニング部分以外は安全優先で走ることができます。
『信号間ダッシュ』トレーニングは絶対しないようにしましょう
通勤ついでにトレーニングとなるとついついやってしまいそうになるのが『信号間ダッシュ』です。
たしかにダッシュを繰り返す事になるのでインターバルトレーニングとして有効かもしれませんが危なすぎます。
いつか事故を起こすので信号間ダッシュをトレーニングにするのは絶対にやめましょう。
とにかく長い距離の通勤コースならただ走るだけでも良いかもしれない
中級者以上でも通勤コースをかなり長くすればそれだけでも充分なトレーニングになるかもしれません。
距離の目安としては一日60km~100kmほどだと思います。
なので自宅から会社までが30km~50kmですね。
これだけ走ると通勤が平日5日間の月間20日間として平日だけで走行距離が月間1,200km~2,000kmになります。
中級者以上でもこの距離を走り込むと相当なトレーニングになりますのでとにかく通勤距離を長く設定できるならそれだけでも良いかもしれません。
安全には気をつけて
通勤とトレーニングの兼用はうまく工夫すれば有効だと思いますがやはり安全が第一です。
身体あってのロードバイク、トレーニングだと思いますので安全が確保できなさそうなら無理に通勤でトレーニングするのはやめておきましょう!